講義・セミナー
サービス内容
騒音・音響解析について、基礎レベルから応用レベルに至るまで、お客様の所望される形で、技術伝達の場を提供します。
これから音響解析を始める人から、ある程度基礎知識を持ち合わせている人で実際の問題に直面して悩んでいる人まで、経験豊富な弊社技術者による講義・セミナーを提供します。
音響解析のための流体解析(CFD)技術等、ご要望に応じて、特化したトピックも承ります。
出張サービスもご用意しておりますので、ご利用下さい。
標準コース
*音響解析(CAA)技術概論
*音響解析のための流体解析(CFD)技術論
*音響解析のための構造振動解析(CSD)技術論
*音響解析のための流体構造連成解析(FSI)技術論
特化コース
*風車音解析技術論
リクエストコース
解析対象(風切り音、回転音、振動音、・・・)から解析手法(差分法、有限要素法、線形オイラー法、FW-H法、・・・)に至るまで、お客様の希望に応じた技術内容を解説する場を提供します。
サービスの流れ

1.お問合わせ ページ下のお問い合わせボタンからお問い合わせフォームに進み、必要事項をご記入ください。担当者から折り返し連絡します。
2.お打ち合わせ お客様の依頼したい講義内容やその狙いなどについて、RCCM技術者と打ち合わせを行って頂きます。お客様のご都合に応じて、電話、メール、FAXなどで済ませることも可能です。
3.見積り・提案 打ち合わせ内容を基にして、講義・セミナーサービスにかかる見積りを提示いたします。
4.ご注文 提示しました見積書でよろしければ、メール、FAX、郵送のいずれかにてご注文書をご送付ください。
5.講義・セミナー実施 ご希望のトピック・レベル・日程時間に応じた講義・セミナーを、RCCM社セミナールームあるいはお客様宅において、実施します。
参考:プライベートセミナー内容例
流体音を捕えることを目標にして、メッシュ作成、乱流の基礎、基本的乱流問題計算、風切り音計算、ファン騒音計算、騒音解析の基礎を、市販流体解析ソフトの実演も含めて講義します。
1.メッシュ作成の基礎
<<解析領域をどう設定するか?>>
<<どの辺にどの位の大きさのメッシュを張ればいいのか?>>
<<流体解析(CFD)用メッシュと音響解析(CAA)用メッシュには違いがある!>>
<<音源を捕えきれないメッシュなんて・・・>>
<<境界層を捕えないとスペクトルが・・・>>
1.1 メッシュ作成時の悩ましい問題点
適切な粗密分布
品質
精度を落とさないでメッシュ数を低減する策
1.2 メッシュ作成時のチェック項目
解析内容、形状データ、メッシュ数上限、...
適切な手法の選び方
1.3 四面体メッシュ
長所と短所
使用時のテクニック
1.4 六面体メッシュ
長所と短所
使用時のテクニック
2.乱流の流体計算(CFD)の基礎
<<乱流解析のノウハウを知っておくと流体音解析を成功させやすい!>>
<<境界層の重要性は分かったけど、具体的にはどうしたらいいの?>>
<<音響解析にとって重要なパラメタとは?>>
<<モデルによってセルサイズを変えよう>>
2.1 乱流現象
層流と乱流
層流と乱流とReynolds数
乱流とReynolds数とセル数
2.2 乱流モデル入門
Reynolds分解と流体方程式
Reynolds応力からk-εまで
2.3 壁関数入門(標準壁関数)
境界層とセル
標準壁関数とセル
標準壁関数とk-ε
壁近接セルサイズの予測
2.4 流体解析実演
曲がり管路流れ
バックステップ流れ
3.流体解析(CFD)から音響解析(CAA)へ
<<音響解析(CAA)のための流体計算(CFD)はあるべき姿とは?>>
<<具体的な手順は?パラメタの設定方法にノウハウはあるの?>>
<<メモリも計算時間も有限です!だからこそ事前の準備が必要>>
3.1 流体音解析手法
直接解法と分離解法
音響アナロジー
波動方程式の解法
3.2 流体音解析のためのCFD
相性の良い乱流モデル
解析領域
時間刻み幅と時間ステップ数
計算量の見積もり
3.3風切り音のための流体解析事例
URANS、LES、DESによる解析の比較
風切り音発生時の特徴
4.ファンの流体騒音解析
<<よりよい製品作りを目指す時に、二重極モデルで十分か?>>
<<回転系に特有の流体・音響現象を捕えるためのテクニックを知ろう>>
<<実験との比較には注意点が多い!>>
4.1 ファンの音源と騒音発生メカニズム
tone音と広帯域音
4.2 ファンの流体解析(CFD)手法
Sliding Meshと周期境界条件
回転座標系
4.3 ファンの騒音解析(CAA)手法
Lighthill方程式の数値解法
FW-H法
4.4 解析から騒音低減策を見出すために
5.騒音解析の基礎
<<音響解析(CAA)モデルに応じて見えるものが異なる>>
<<精度はモデルにも依存する>>
<<音響解析(CAA)にもメッシュ依存性あり!>>
5.1 各種理論
Lighthill方程式
Curleの式
Curleの式---低マッハ数コンパクト音源版
Powell音源
Howe理論(Compact Green function)
LighthillアナロジーとPowell音源
Möhringアナロジー
5.2 流体・音響解析モデルの精度
5.3 Lighthill音源の音響メッシュ依存性
技術報告1
「風車音関連技術の現状と将来予測」(pdf形式、9ページ)