設計におけるメッシュ生成
最近の設計の現場では、CAEを大きく3つに分けてお考えになっているお客様が増えております。
分類としては、設計者CAEと評価CAE、そして対策CAEとなります。
最初の設計者CAEとは、先行開発の早い段階において、バーチャルな世界で十分に機能や寸法パラメータを検討・最適化し、後工程でのトラブルや手戻りが発生しないようにするのが目的で、設計者のためのCAEとされています。
次の評価CAEとは、出来た形状に対して、出図前の設計品質の評価のために行う解析です。詳細設計の段階で行われるため、解析専門家のためのCAEとされています。
そして、最後の対策CAEとは、実機試験の段階で行われ、問題発生時にどのような現象が起こったのか原因を追究するための解析です。
設計者CAEの目的は、あくまでコスト、機能、性能といった要素を決めるところであるため、自ずとメッシュに求められることは、精度よりもスピードか重視されると思います。
評価CAEや対策CAEは、解析結果を詳細設計に反映すること、トラブルの原因を詳細に分析することが目的であるため、スピードよりも精度重視の解析結果が必要となります。そのため、高品質メッシュが求められます。
どの目的においても、設計・開発プロセスの中で、ますます解析の役割、メッシュ生成に対する工数が増大しております。
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