ポリゴンから直接メッシュ作成
さまざまな離散形状データ
現在のCAEにおいて三次元CADの形状データを活用することは一般的になっています。
しかし、リバースエンジニアリングや、試作品の製造誤差の確認、生体データのモデリングなど、もともとCADがない場合もあります。
その上、医療画像データや3Dスキャナからのデータ(STLなど:以下ポリゴンと表現します)からCADデータを作成し、
解析モデルにするのに膨大な時間がかかる場合があります。
そこで、CADデータを作成せずに、これらのポリゴンから直接解析メッシュを作成し、シミュレーションを実行することができたらいかがでしょうか?
不具合のある形状データ
一般に計測データは、計測点の集合(点群)として扱われます。次に点群からポリゴンを構築します。ポリゴンからサーフェスモデル、さらにソリッドモデルを経てメッシュ作成を行います。
ポリゴンは計測器の解像度の問題等により「飛び地」、「穴」、「隙間」などの欠損に遭遇することがあります。
これらは解析メッシュを作成する上で障害になることが多く、ポリゴンからサーフェスモデルを作成するプロセスでは、形状もしくはメッシュで適切に修正する必要があります。
サーフェスモデルからソリッドモデルをスムーズに作成するためには、エッヂや面を認識することにも苦労することがあります。 自動化が難しい工程です。高い精度が求められるため、多くの時間と経費が必要となります。データ容量も、十倍から数十倍になることもあります。
ポリゴンデータから直接メッシュを作成する方法
今回ご紹介する方法では、ポリゴンから直接3Dメッシュ作成を行えるため、大幅に工数を削減することが可能です。
- 【動画】STLファイルのCADデータ化(自動面貼り)
Ansys SpaceClaimを用いたSTLファイルのCADデータ化(自動面貼り)の操作方法について解説しています。
※こちらの資料は動画です。PDF内のURLからYouTubeにアクセスしてご視聴ください。
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3Dスキャナ等で計測ができない箇所を自動で補間するツールについてご説明した資料です(全7ページ)
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リバースエンジニアリングにおいて、効率的に解析モデルを作成する方法についてご紹介した資料です。(全13ページ)
- ANSYS ICEM CFD高性能ハイエンドメッシュ生成ツール ANSYS ICEM CFDのカタログです。詳細情報をご希望の方はダウンロードください(全8ページ)
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- セミナー資料_メッシングテクノロジーセミナー(基礎編)抜粋過去に開催したメッシングテクノロジーセミナー(基礎編)資料の抜粋です。メッシュの基礎に関する体系的な理解をされたい方はダウンロードしてください。また、すべての資料をご希望の方はこちらからご連絡ください。