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計測できない箇所を自動補間

リバースエンジニアリングの課題

非接触3Dスキャナが活用される場面も多くなりました。例えば鋳造品では、製造誤差に起因する影響を確認するため、計測データからモデリングを行うことがあります。

しかし、リバースエンジニアリングには課題もあります。その一つは奥行形状、エッジ、穴などにより計測できない箇所が存在することです。小さなスキマや穴などは、こちらの方法を用いることで解決できることがありますが、下図のように大きく欠損する場合もあります。

このような箇所があると、手作業で形状を作成しなければならず手間がかかります。


keisokudata.png

図1.計測できなかった箇所


50倍の効率化を実現

弊社ではお客さまから寄せられたこの課題に対し、試行錯誤の末、 ANSYS CFD PrepPostをベースにこのプロセスを自動化するプログラムを開発しました。 お客様のデータをお借りして試したところ、 お客様が約10時間かかった形状作成の手間を、12分に短縮することに成功しました。(2回のプログラム実行時間2分、若干の手修正10分)


TaModel.png

図2.補間後のメッシュモデル


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図3.効率化効果


ツールの適用条件

計測できない箇所がどうなっているのか、ワークを見れば明らかでも、すべての欠損部分を機械的に補う仕組みをつくることは今のところ不可能です。そこで本手法では以下の条件に限定して完全に自動で補っています。

  1. 目的が数値シミュレーションなど、必ずしも精密なCADモデルの作成を目的としていない
  2. 計測するワークの元となるCADデータが存在する



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