いらない変数の削除(スクリプト) †可視化ソフトウェアParaViewで、"Programmable Filter"を使用して、いらない変数を削除する方法を説明します。 データの準備 †まず、例となるデータを作成します。ここでは、トーラス面を作成し、トーラス面の法線ベクトルに対して、勾配ベクトル、渦度、Q-Criterionを計算します。 トーラス面を作成しましょう。ツールバーから Sources >> Superquadratic と進み、Propertiesタブ内の"Apply"をクリックしますと、以下のようなトラース面が作成されます。色づけは法線ベクトルの大きさです。 この法線ベクトルに対して、勾配ベクトル、渦度、Q-Criterionを計算してみましょう。 このためには、ツールバーから Filters >> Alphabetical >> Gradient Of Unstructured DataSet へと進み、Propertiesタブ内の"Compute Vorticity"と"Compute QCriterion"にチェックを入れ、"Appply"します。そうすると、法線ベクトルに対する、勾配ベクトル、渦度、QCriterionが計算されます。 いらない変数の削除 †現在、トーラス面には、法線ベクトル、勾配ベクトル、渦度、Q-Criterionなどの変数があります。このうち、QCriterionだけが必要であると仮定して、Q-Criterionだけを残します。 このためには、"Programmable Filter"を使用します。ツールバーから Filters >> Alphabetical >> Programmable Filter と進み、Propertiesタブ内のScriptに以下のようなPythonコードを記入して"Apply"します。
こうすると、"Q-criterion"だけのデータとなります。 |