ベクトル表示 †可視化ソフトウェアParaViewを使用すると、ベクトル値に対してGlyphフィルターを使用して、ベクトルを表示することができます。 Glyphとは絵文字の意味です。 ※最近のバージョンでは、表示のタイプで"3D Glyphs"を選択できるようになりました。設定は、"Properties"タブの"Glyph Parameters"にあります。 ベクトルの表示 †"Glyph"フィルターを使用した最も簡単なベクトルの表示方法は、以下の手順です。 ① Pipeline Browserでベクトル値(セルまたは節点データ)のあるデータを選択 ② ツールバーの"Glyph"アイコンをクリック ③ Propertiesタブでベクトル表示したい変数を選択 ④ "Apply" ベクトルの色付け †ベクトルを設定した変数で色づけするには、"Pipeline Browser"上で"Glyph"オブジェクトを選択し、色付け変数コンボボックスを設定した変数名(古いバージョンでは"GlyphVector")にすると、ベクトルの大きさ(Magnitude)で色付けされます。(ParaView 5.6.0以降はバグのため、"GlyphVector"やベクトルを設定した変数がなくなり、色づけできない場合があります。このような場合は、Glyphフィルターを行う前に、Calculatorフィルターでベクトルを設定したい変数を別名の変数で複製しておく必要があります。) ベクトル成分選択コンボボックスで、"Magnitude"の代わりに"X", "Y", "Z"を選択すると、ベクトルの各成分で色付けすることもできます。 ベクトルの方向と長さのスケーリング †ベクトルの方向と長さはPropertiesタブ内にあるOrientationとScalingで設定や調整をし、再度"Apply"ボタンを押しますと反映されます。 各設定の意味は以下の通りです。
また、Scale Factorの値を変更する場合は、以下を使用すると便利です。 ベクトルの数や配置の調整 †ベクトルの数や配置を変更したい場合は、Propertiesタブ内の"Masking"を使用します。 "Glyph Mode"で、配置の種類を指定します。
Glyph(絵文字)の種類 †GlyphのデフォルトはArrow(矢印)ですが、Propertiesタブの"Glyph Source"を変更して、他の絵文字を選択可能です。
※詳細設定アイコンがONの場合は、より多くの2次元絵文字(Arrow, Vertex, Dash, Crossなど多種)を選択可能です。 |