伝説のGambit Paving †かつて、汎用流体解析ソルバーのFluentやFidapの付属メッシャーとしてGambitという名のメッシャーがありました。 このメッシャーは、多くのユーザが存在したものの、惜しまれつつ役目を終えた伝説のメッシャーです。 Gambitには、面に四角形メッシュを作るために、Pavingという手法があり、頻繁に使われておりました。 この手法はAdvancing front法に基づいたものでした。 現在は、このGambit Pavingは商用メッシャーであるANSYS ICEM CFD(Ver.14.5以降)の中で使用できるようになっています。 以下に、ANSYS ICEM CFDでのGambit Pavingの使い方を説明します。 形状 †形状は、下図のような2つの円でくり抜かれた四角形とします。 ICEM Gambit Paving †ANSYS ICEM CFDでGambit Pavingを使用するには、2次元ブロッキング手法を使用します。この2次元ブロッキング手法の中の一手法として、Gambit Pavingを選択することができます。 "メッシュサイズを指定"してから、以下の操作を行います。 ① Blockingから、Initialize Blocks内のTypeを"2D Surface Blocking"に設定 ② Surfacesからメッシュを作成する面を選択 ③ Free Face Mesh Typeを"All Quad"、Free Face Mesh Methodを"Gambit Pave"に設定 ④ Apply 結果は、Gambit Pavingで切られたメッシュが作成されました。 懐かしいですね! |