方向場による再メッシュ(Instant Meshes) †オープンソースのInstant Meshesを使用すると、表面メッシュを再メッシュし、滑らかな三角形メッシュや四角形メッシュに変換することができます。 Instant Meshsは、方向場(Orientation field)と位置場(Position field)という概念を使用して再メッシュを行います。 ここで、方向場とは、最終的なメッシュのエッジが沿うベクトル場のことです。 ファイルの読み込み †Instant Meshesを起動し、「Open mesh」から表面メッシュファイル(*.ply, *.obj)ファイルを読み込みます。
にチェックを入れると、入力表面メッシュを確認することができます。 再メッシュの設定 †「Remesh as」で再メッシュ後のメッシュタイプを選択します。
「Configuration details」で詳細設定を行います。
ここで、\( s_o \)-RoSyは角度-回転対称性(\( \frac{2\pi}{s_o} \)-Rotational Symmetry)を意味し、以下のような方向場の種類に対応します。
方向場(Orientation field)の計算 †方向場の計算をします。
方向場を計算すると、方向場を表す帯が表示され、特異点(singularities)の数が計算されます。 ※Toolsのくしアイコンを使用すると、方向場を調整することができます。稜線を出したい場合などに使用します。 位置場(Position field)の計算 †
位置場を計算すると、位置場に基づいて計算された三角形の概形が表示されます。 ※Toolsのブラシアイコンを使用すると、位置場を調整することができます。稜線を出したい場合などに使用します。 再メッシュ †
で再メッシュされたメッシュを確認します。 メッシュが滑らかでない場合は
でスムージング回数を設定します。 下記は、三角形(6-RoSy, 6-Posy)で再メッシュした結果です。 また、四角形(4-RoSy, 4-Posy)で再メッシュした場合は下記となります。 上記は、三角形が混ざっていますが
にチェックを入れると、全て四角形となります。(内部的には、Catmull-Clark法による再分割をおこなっています。) 最後に、再メッシュされたメッシュファイルを
から出力します。 |