時間毎に移動する物体 †可視化ソフトウェアParaViewを使用して、時間毎に移動する物体の動画を作成しましょう。 ここでは、穴開き円盤上を移動する球の動画を作成します。 穴開き円盤の作成 †ParaViewで穴開き円盤を作成するには、メニューバーのSourcesからDiskを選択します。 次に、Propertiesタブで、下図のように設定し、"Apply"します。"Circumferential Resolution"に100を設定しましたが、これは円盤の周方向の解像度を表し、大きな値にする程、滑らかな円盤となります。 なお、穴開きでない円盤を作成するためには、内径を表す"Inner Radius"を0にするとよいでしょう。 球面の作成 †ParaViewで球面を作成するには、メニューバーのSourcesからSphereを選択します。 次に、Propertiesタブで、下図のように設定し、"Apply"しますと、円盤上に球面が作成されます。 "Animation Viewの表示" †時間毎に物体を移動させるためには、"Animation View"を使用しますので、"Animation View"を表示しましょう。 メニューバーの"View" から"Animation View"を有効にしますと、"Animation View"が表示されます。 動画の設定 †まず、時間の設定をします。 Animation View内の"End Time"と"No. Frames"をそれぞれ以下のように設定します。 次に、時間で球面を移動させるために、Transformフィルターを使用します。"Sphere1"を選択した状態で Filters > Alphabetical > Transform をクリックします。 そして、デフォルト設定のまま、"Apply"します。"Show Box"のチェックは外しておいた方がよいでしょう。 次に、Animation View内で、"Tranform1"が選択された状態で、"Transform - Rotate(2)"を選び、横の青い+アイコンをクリックします。 ここで、"Transform - Rotate(2)"は、球面をz軸中心に回転させるための変数です。 追加された行をダブルクリックしますと、"Animation Keyframes"のウィジェットが起動しますので、2行目の"Value"に360と記入し、"OK"します。 これは、最初の時間から最後の時間までの間に、球面を原点中心に0度から360度回転することを意味ます。 動画の再生 †ツールバーにある動画の再生ボタンをクリックして、動画を再生します。 下動画のように球面が円盤上を回転する様子が分かります。 |