等高線上の値にラベル付け †可視化ソフトウェアParaView(ver.4.4.0)を使用して可視化を行う際、値のラベルを付けたい場合があります。 ここでは、地形データに標高のラベルを付けてみます。 まず、ページ一番下のサンプルデータから、fuji.zipをダウンロードし、適当なフォルダに展開します。
データの読み込み †展開したデータを、以下の手順で読み込みます。 ① メニューバーから、File > Open...と進みます。 ② "Open File"ウィンドウから、"fuji.vtu"ファイルを選択し、"OK"します。 ③ "Properties"タブの"Apply"ボタンを押すと、データが読み込まれます。 コンターラインの作成 †次に、標高線となるコンターラインを作成します。 ① ツールバーのコンターアイコンをクリックします。 ② コンターラインの値の間隔を設定します。Value Range内の数値を一旦消すために、×印をクリックします。 ③ Value Rangeを設定します。"Add a range of values"アイコンをクリックし、下記のように値を入力し、OKします。 ④ "Compute Scalars"にチェックを入れ、Applyすると、下図のような標高線が絵が描かれます。 標高ラベルの作成 †標高線をスライスすることで、ラベルを付ける点を作成します。 ① "Slice"アイコンをクリックし、適当な位置で、標高線を切断します。 ② "Show Plane"のチェックを外し、Sliceの操縦アイコンを非表示にします。 ③ 標高線のみを表示し、"Select Points On"を使用して、ラベルを置く場所の点をマウスで囲んで選択します。 ④ 点が選択された状態を確認してから、Find Dataアイコンをクリックし、"Point Labels"から標高の"H"を選択します。 ⑤ また、Find Dataの詳細設定(歯車アイコン)から、ラベルのフォントやサイズを適当なものに変更し、OKします。値の書式は、C言語形式で指定することができます。ここでは %4.0f m としました。 "Find Data"ウィンドウを閉じると、標高ラベルが作成されたことが分かります。 サンプルデータ † |