解剖学的3次元可視化 part2(3D Slicer) †3D Slicerを使用して、解剖学のモデルを3次元で可視化します。 以下の内容は、Sonia Pujolさん作成のチュートリアル3DDataLoadingandVisualization_Slicer4.5_SoniaPujolを参照しています。 使用するデータは以下にありますので、ダウンロードしてください。 シーンファイルの読み込み †ダウンロードしたデータから"3DHeadScene.mrml"ファイルを、Sicerにドラッグ&ドロップします。 "Add data into the scene"ダイアログが立ち上がりますので、「OK」します。 頭部の3次元表面モデルと2次元解剖断面がSlicerのビューアーに表示されます。 Modelsモジュール †Modulesメニューから"Models"を選択します。 Modelsパネルに3次元シーンのリストが表示されます。 3次元可視化 †"axial"断面にあるピン・アイコンにカーソルを移動し、展開されたメニュー内にある目アイコンをクリックします。 すると、頭部の3次元モデルにaxial断面が出現します。 次に、3次元シーンのリストから"Skin"を選択します。 "Display"タブを展開し、スクロールして"Color"タブを探します。 "Color"タブ内の"Opacity"を0.3に設定すると、skin形状が透過されます。 上にスクロールし、"skull_bone"を選択します。 頭蓋骨を非表示にするために、"Visible"のチェックを外します。 カーソルを"Coronal"断面ビューのピン・アイコンに移動し、目アイコンを有効にします。 "Coronal"断面が3次元ビューア―に表示されます。 Hemispheric_white_matterを選択後、"Visibility"タブの"Clip"を「On」にします。 下にスクロールし、"Clipping"タブを見つけます。 "Green Slice Clipping"を「On」であり、"Negative"が選択されていることを確かめます。 3次元ビューア―に視神経交叉が確認できます。 上にスクロールし、"Clip"を「Off」にし、"Opacity"を0.3に設定します。 こうすると、白質と2次元断面との交差を確認することができます。 coronal断面のピン・アイコンにカーソルを移動し、目アイコンを「Off」にします。 Slicerレイアウト・アイコンを"Conventional"にします。 3次元ビューア―上のピン・アイコンにカーソルを移動し、 3Dコントロール・ウィンドウを表示し、"A (anterior) view"をクリックします。 シーンの保存 †シーンを保存するには File > Save をクリックします。 "Save Scene and Unsaved Data"ウィンドウにシーンのリストが表示されます。 "File Name"のチェック外すと、全てのチェックが外れます。次に、"3DHeadScene.mrml"にチェックを入れます。 "3DHeadScene.mrml"をダブルクリックすると、名称が変更できますので "myNewScene.mrml" に変更し、「Save」ボタンを押しと、シーンが保存されます。 最後に、 File > Exit からmyNewScene.mrmlを閉じ、Slicerを終了します。 |