Blenderにマテリアルによるパート分けを渡す †3次元CGソフトウェアBlenderに、CADなどでパート分けした形状を渡したい場合があります。 特に、BlenderのプラグインであるリトポロジーソフトのQuad Remesherは、Material間の境界線上に、節点を並べることができますが、通常は、面へのMaterialの指定は手動で行う必要があり、非常に不便です。 この場合、Part分け情報は、FBX形式でマテリアル情報として渡せるので、CADからの出力も多い色付きのSTL形式からFBX形式に変換できると便利です。 ただし、色付きのSTL形式からFBX形式への変換で、色をマテリアルに変換するツールが無いようでしたので作成しました。 ※コンパイルには、VTK(テストでは8.2.0を使用)とAutodeskのFBX SDKをあらかじめ、コンパイルあるいはインストールしておく必要があります。 これを使用すると、下記のようにBlenderに色をMaterialとして渡せます。 実行コマンド †実行コマンドは、以下となります。 ColoredStlToFbx.exe input.stl output.fbx また、VTKのPolyData形式のファイル(*.vtp)にも対応しています。この場合は、Materialの指定された、Array名をコマンドの引数として渡す必要があります。下記は、MaterialのArray名が"RegionId"の例です。 ColoredStlToFbx.exe input.vtp output.fbx RegionId |