CSVデータの可視化 †CSVデータで保存された計算結果を可視化ソフトウェアParaViewを使用して、可視化してみましょう。 CSVファイルの準備 †使用するCSVデータ(points.csv)は以下のような書式としました。各行に各点の情報を記述しています。また、点の順番は10x10x10の構造格子と同じ順番となっています。 1行目:各列のラベル(ここでは、x座標、y座標、z座標、速度x成分、速度y成分、速度z成分) 2行目以降:各点の情報を点の数分だけ記述します。 ... 実際のファイルの中身は以下のようになっています。 x,y,z,vx,vy,vz 0.00E+00,0.00E+00,0.00E+00,1.00E+03,1.00E+03,2.00E+03 1.00E+02,0.00E+00,0.00E+00,1.00E+03,1.00E+03,2.00E+03 2.00E+02,0.00E+00,0.00E+00,1.00E+03,1.00E+03,2.00E+03 3.00E+02,0.00E+00,0.00E+00,1.00E+03,1.00E+03,2.00E+03 4.00E+02,0.00E+00,0.00E+00,1.00E+03,1.00E+03,2.00E+03 ... ParaViewのテーブルに読み込み †まずは、CSVファイルをParaViewのテーブルに読み込みましょう。 メニューバーの"File"→"Open"からCSVファイル"points.csv"を選択します。 「Apply」ボタンを押すと、CSVファイルが読み込まれテーブルに値が格納されます。 点データとして可視化 †テーブルの値を点として可視化します。そのためには、"Table To Points"フィルターを使用します。"Pipeline Browser"でCSVファイルのテーブル"points.csv"を選んだ状態で、"Filters"→"Alphabetical"→"Table To Points"をクリックします。 "Properties"タブの"X Column", "Y Column", "Z Column"にそれぞれ"x", "y", "z"を対応させたら、「Apply」ボタンを押します。 これでCSVデータが点データとして可視化されます。 構造格子として可視化 †CSVデータの点の順番が構造格子のデータの順番となっている場合は、テーブルのデータを構造格子として可視化することができます。 これには、ParaViewの"Table To Structured Grid"フィルターを使用します。"Pipeline Browser"でCSVファイルのテーブル"points.csv"を選んだ状態で、"Filters"→"Alphabetical"→"Table To Structured Grid"をクリックします。 10x10x10の構造格子データなので、下のように、"Whole Extent"に入力します。
また、"X Column", "Y Column", "Z Column"にそれぞれ"x", "y", "z"を対応させたら、「Apply」ボタンを押します。 これで構造格子として可視化できました。 ダウンロード †CSVファイル: |