Shapeファイルの読み込み †地理情報システム(GIS)間のデータ相互運用で標準となっているShapeファイル(shapefile)形式を、可視化ソフトウェアParaViewで読み込む方法を説明します。 Shapeファイルは、ダウンロード版のParaViewでは読み込むことができません。Shapeファイルを読み込むためには、ソースコードからコンパイルし直す必要があります。 ※ Version 5.9.0以降は、ソースからコンパイルすることなく、読み込めるようになりました。 ParaViewのコンパイル †ParaViewのソースコードをダウンロードし、コンパイルしますが、このとき、CMake設定で、GDALライブラリを有効にする必要があります。 PARAVIEW_ENABLE_GDAL 以下は、CMake-guiで有効に設定した例です。 また、GDALライブラリはあらかじめダウンロードしておくが必要あります。 WindowsのVisual Studioでコンパイルする場合は、gisinternalsから、コンパイラに対応したバージョンのライブラリをダウンロードして、適当なフォルダに展開し(下の例では、C:/Program Files/GDALとしている)、CMake設定の GDAL_INCLUDE_DIR C:/Program Files/GDAL/include GDAL_LIBRARY C:/Program Files/GDAL/lib/gdal_i.lib に指定します。 Linuxの場合は、Superbuildを使用すると自動でコンパイルされます(未確認)。 Shapeファイルの読み込み †ソースをコンパイルして作成したParaViewを起動し File > Open.. でファイルをOpen File窓を開きます。ファイル形式は"GDAL Vector Files (*.shp)"を選択し、shapeファイルを指定して読み込みます。 以下のように、Shapeファイルを読み込むことができました。 |