Surface LIC

可視化ソフトウェアParaViewには、Surface LICのプラグインがあり、これを利用すると、ベクトル図をオイルフローのように描くことができます。

ここでは、Surface LICプラグインの使用法を説明します。

※ Version 5.11.0からは標準でSurface LICが使えるようになりました。下記の「Surface LICプラグインの読み込み」は、飛ばしてください

Surface LICプラグインの読み込み(5.11.0より前)

まず、Surface LICプラグインを読み込みます。

 Tools > Mange Plugins...

から、"Plugin Manager"を開きます。

それから、"Local Plugins"の中にある、"SurfaceLIC"をクリックしてから"Load Selected"、"Close"します。

 Plugin Manager

Surface LICを使用する例

Surface LICを使用するには、データにベクトルデータを含む必要があります。

ここでは、例として、トーラスを作成し、ベクトルデータを追加します。

トーラスの作成

 Sources > Geometric Shapes > Superquadric

をクリックし、下記のように周方向と径方向の解像度上げてから、"Apply"します。

torus

ベクトルデータの作成

次に、トーラス上にベクトルデータを作成します。ここでは、例として、法線のZ成分からなる点データを作成し、その勾配を取ってベクトルデータを作成します。

まず、"Calculator"アイコンをクリックし、法線のZ成分からなる点データを作成しましょう。

normals_z

続けて、

 Filters > Alphabetical > Gradient Of Unstructured DataSet

フィルターをクリックし、

 Scalar Array: normals_z

を指定し、"Apply"します。それから、"Gradients"で色付けすると下図のようになります。

これで、トーラス上にベクトルデータが作成されました。

gradients

Surface LICで表示

それでは、Surface LICで表示してみましょう。Surface LICプラグインを読み込んであると、表示方法から、"Surface LIC"を選択できるようになっています。

surface_lic_representation

また、様々な変数が、"Properties"タブにありますので、色々と変更して試すことができます。

surface_lic_settings

エラーがメッセージにでますが、無視しても構いません。


添付ファイル: filetorus.png 697件 [詳細] filesurface_lic_settings.png 598件 [詳細] filesurface_lic_representation.png 584件 [詳細] fileplugin_manager.png 554件 [詳細] filenormals_z.png 605件 [詳細] filegradients.png 552件 [詳細]

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Last-modified: 2024-08-26 (月) 19:20:52 (43d)