*[[オクトツリーベース分割法]] [#y45647a3] オクトツリーベース分割法は、表面メッシュからボリュームメッシュを作成する方法ではなく、8分木のボクセルで領域の境界を再現してから、各ボクセルを四面体に分割し、最後に境界より外側の四面体を取り除く方法であるため、表面メッシュとボリュームメッシュが同時に生成される特徴があります。 8分木で領域形状を近似するため、形状に小さな隙間があっても無視します。このため、汚い形状に対してもロバストな手法です。 オクトツリーベース分割法はスムージング機能と組み合わせることで、実用的なメッシュを作成します。 オクトツリーベース分割法の手順は以下の通りです。 1.形状全体を囲む、ルートとなる四面体を1つ作成する。 2.四面体を指定したサイズになるまで再分割する。 3.隣接する四面体をコンフォーマルにする。つまり、隣接する要素は1つの面を共有するようにする。 4.メッシュの節点を、点、辺、面に移動させて、形状に適合させる。 5.メッシュを面の位置で分断し、いらない四面体を削除する。 6.メッシュをスムージングする。 **トップダウン・メッシング [#h1c45373] オクトツリーベース分割法は、一般にトップダウン・メッシングに分類されます。これは、四面体メッシュを作成する手順として、表面の三角形メッシュを必要とせず、8分木の過程で、表面三角形メッシュと、テトラメッシュを同時に作成できるため、こう呼ばれます。