可視化ソフトウェアParaViewにのFiltersに含まれる"Rotational Extrusion"フィルターは、面に接しない辺や境界辺を回転しながら押し出します。
Filters > Alphabetical > Rotational Extrusion
例としては、平面内の図形の辺を押し出すのが分かりやすいです。
まず、Diskを作成します。
Sources > Geometric Shapes > Disk
そのままの設定で、"Apply"すると、XY平面内に以下のような図形が作成されます。
この図形に、Rotational Extrusionフィルターを適用します。
Filters > Alphabetical > Linear Rotational
下図のように設定し、"Apply"すると、図形の境界の辺がz-軸を中心に"Angle"で指定し角度だけ回転しながら、"Translation"で指定した長さで押し出されることが分かります。
設定パラメータの意味は以下です。
Resolution | 回転角を何分割するか |
Capping | 押し出しの上下面を元の図形を付加するかどうかのフラグ |
Angle | 押し出すときのz軸を中心とした回転角 |
Translation | 押し出す長さ |
Data Radius | 押し出した最後の辺とz軸からの距離 |
ここで、"Data Radius"に1を設定し、"Apply"すると、下図のようになります。
#ref(): File not found: "disk_non_capping.png" at page "フィルター Rotational Extrusion"
"Linear Extrusion"は境界の辺を押し出しますので、下図のように、3次元空間内の2次元図形に対しても適用可能です。
#ref(): Usage:([pagename/]attached-file-name[,parameters, ... ][,title])