可視化ソフトウェアParaViewでは、可視化した時の操作をPythonスクリプトに記録することができます。
可視化操作を記録しておくと、繰り返しの多い操作や、同一の可視化結果を再現したいときに役立ちます。
また、Pythonスクリプトを編集することで、可視化操作を自動化できるようになります。
可視化操作を記録する場合は、下記の2通りの方法があります。
※ Start Trace機能を使用すると、余計な操作も保存され、スクリプトが複雑になります。これを避けたいときは、StateファイルをPython形式(*.py)で保存するとよいでしょう。
Start Trace機能は、下記のように記録の開始と終了をし、操作を記録します。
Stateファイルに保存する場合は
File > Save State...
から、拡張子に"Python state file(*.py)"を選択し、保存します。
スクリプトに記録した操作を再現するためには、下記の方法があります。
"Python Shell"は、下記のように、ParaViewのGUIから開くことができます。
Viewメニュー > Python Shell
"Python Shell"が開いたら、"Run Script"ボタンを押し、操作を記録したPythonスクリプトを指定します。
pvpythonはParaViewの操作をコマンドプロンプト(Windows)やシェル(Linux等)から実行する際に使用します。
実行方法は、下記のようなコマンドで操作を記録したPythonスクリプトを指定し、実行します。
> pvpython aaa.py