*[[ベクトル表示]] [#a59dbce3]

可視化ソフトウェア[[ParaView:http://www.paraview.org]]を使用すると、ベクトル値に対してGlyphフィルターを使用して、ベクトルを表示することができます。

#ref(Glyph_icon.png,center,nowrap,100%,Glyph アイコン);

Glyphとは絵文字の意味です。

あるいは、表示のタイプで"3D Glyphs"を選択することも可能です。
※最近のバージョンでは、表示のタイプで"3D Glyphs"を選択できるようになりました。設定は、"Properties"タブの"Glyph Parameters"にあります。

#ref(3D_Glyphs_repr.png,center,nowrap,50%,3D_Glyphs_repr);

**ベクトルの表示 [#t80309ff]

"Glyph"フィルターを使用した最も簡単なベクトルの表示方法は、以下の手順です。

① Pipeline Browserでベクトル値(セルまたは節点データ)のあるデータを選択

② ツールバーの"Glyph"アイコンをクリック

③ Propertiesタブでベクトル表示したい変数を選択

④ "Apply"

#ref(glyph_vectors.png,center,nowrap,50%,Glyph Vectors);

**ベクトルの色付け [#x38e94f7]

ベクトルを設定した変数で色づけするには、"Pipeline Browser"上で"Glyph"オブジェクトを選択し、色付け変数コンボボックスを設定した変数名(古いバージョンでは"GlyphVector")にすると、ベクトルの大きさ(Magnitude)で色付けされます。(ParaView 5.6.0以降はバグのため、"GlyphVector"やベクトルを設定した変数がなくなり、色づけできない場合があります。このような場合は、Glyphフィルターを行う前に、Calculatorフィルターでベクトルを設定したい変数を別名の変数で複製しておく必要があります。)

ベクトル成分選択コンボボックスで、"Magnitude"の代わりに"X", "Y", "Z"を選択すると、ベクトルの各成分で色付けすることもできます。

#ref(GlyphVecor_color.png,center,nowrap,50%,color GlyphVecor);

**ベクトルの方向と長さのスケーリング [#r9a97804]

ベクトルの方向と長さはPropertiesタブ内にあるOrientationとScalingで設定や調整をし、再度"Apply"ボタンを押しますと反映されます。

#ref(orientation_scale.png,center,nowrap,80%,orientation scale);

各設定の意味は以下の通りです。

- Orientation Array: 方向を定めるベクトル変数を指定します。なお、"No Orientation array"を指定すると、(1, 0, 0)方向となります。

- Scale Array: ベクトルの長さを決める変数を指定します。通常は、Orientation Arrayで指定したベクトル変数と同じにします。また、一定の長さにしたい場合は、"No Scale array"を選択し、長さ1のベクトルにします。

- Vector Scale Mode: Scale Arrayにベクトル変数を選択すると下記のように、ベクトルのmagnitudeか成分でスケールさせることができます。

| Scale Mode | 説明 |
| Scale by Magnitude| Scale Arrayで指定したベクトル変数のマグニチュードに比例 |
| Scale by Components| Scale Arrayで指定したベクトル変数の成分に比例(x方向は第一成分、y方向は第二成分など)|

- Scale Factor: 長さにかける倍率

また、Scale Factorの値を変更する場合は、以下を使用すると便利です。

#ref(scale_factor_utility.png,center,nowrap,60%,scale factor utility);



**ベクトルの数や配置の調整 [#qc202d65]

ベクトルの数や配置を変更したい場合は、Propertiesタブ内の"Masking"を使用します。

"Glyph Mode"で、配置の種類を指定します。
-All Points: 全ての節点上にベクトルを配置

#ref(all_points.png,center,nowrap,80%,All Points);

-Every Nth Point: とびとびの節点上にベクトルを配置
--Stride:何点おきに生成するかを指定

#ref(every_nth_point.png,center,nowrap,80%,Every Nth Point);

-Uniform Spatial Distribution(Bounds Based):一様分布に従いベクトルを配置
--Maximum Number Of Sample Points:サンプリング数の最大値
--Seed: 乱数の種

#ref(uniform_distribution.png,center,nowrap,80%,Uniform Distribution);


-Uniform Spatial Distribution(Surface Sampling):一様分布に従い、表面にだけベクトルを配置

-Uniform Spatial Distribution(Volume Sampling):一様分布に従い、内部にだけベクトルを配置

**Glyph(絵文字)の種類 [#d35c87eb]

GlyphのデフォルトはArrow(矢印)ですが、Propertiesタブの"Glyph Source"を変更して、他の絵文字を選択可能です。

-Arrow:矢印(デフォルト)

#ref(arrow.png,center,nowrap,70%,arrow);

-Cone: 円錐

#ref(cone.png,center,nowrap,70%,cone);

-Box: 箱

#ref(box.png,center,nowrap,70%,box);

-Cylinder: 円柱

#ref(cylinder.png,center,nowrap,70%,cylinder);

-Line: 線

#ref(line.png,center,nowrap,70%,line);

-Sphere: 球

#ref(sphere.png,center,nowrap,70%,sphere);

-2D Glyph: 2次元絵文字

#ref(2d_glyph.png,center,nowrap,70%,2d glyph);

※詳細設定アイコンがONの場合は、より多くの2次元絵文字(Arrow, Vertex, Dash, Crossなど多種)を選択可能です。

#ref(2d_details.png,center,nowrap,70%,2d details);

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