輪郭線の強調
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開始行:
*[[輪郭線の強調]] [#ld4a99ef]
可視化ソフトウェア[[ParaView:http://www.paraview.org]]で、見えにくい形状の輪郭線を強調します。
ここでは、形状を半透明化して、見難くなった輪郭線を強調する例を説明します。
※ ParaView 5.6.0以降は、形状の表現形式として"Feature Edges"が追加されましたので、輪郭線の表示は、本ページの方法よりも簡易化されております。
#ref(combo_Feature_edges.png,center,nowrap,60%, combo_Feature_edges);
**"Unstructured Grid"タイプの形状 [#yb8cf09e]
以下のような"Unstructured Grid"タイプの形状について説明します。
形状の種類を確認するには、"Information"タブのStatistics内のTypeを確認します。
#ref(UnstructuredGrid.png,center,nowrap,60%, 非構造メッシュ);
**半透明化 [#n63148a7]
形状を透明化するには、"Properties"タブの"Styling"内の"Opacity"(不透明度)を調節します。
Opacityは[0.0, 1.0]の範囲の値をとり、1.0は透明化せず、0.0で完全に透明になります。
例えば、0.4を入れてみますと、以下のようになります。
このように透明にしますと、やや輪郭が見えにくくなるかもしれません。
#ref(opacity.png,center,nowrap,60%, 不透明度);
**表面メッシュの抽出 [#y7c4260a]
見えにくくなった輪郭線を強調するためには、輪郭線を抽出する必要がありますが、"Unstructured Grid"タイプの形状から、直接、輪郭線を抽出することはできません。
輪郭線は、"Polygonal Mesh"タイプの形状からしか抽出できない仕様となっています。
そこで、"Unstructured Grid"から"Polygonal Mesh"(表面メッシュ)にする変換する必要があります。
(※ もともと"Polygonal Mesh"タイプの形状であれば、この変換は必要ありません。)
変換するためには、
Filers > Alphabetical > Extract Surface
の"Extract Surface"フィルターを使用します。
"Apply"後、"Information"タブのStatistics内のTypeが、"Polygonal Mesh"であることを確認しましょう。
#ref(PolygonalMesh.png,center,nowrap,60%, ポリゴンメッシュ);
**輪郭線の抽出 [#cdc0d5e0]
"Polygonal Mesh"タイプの形状に対しては、特徴線抽出フィルターを使用できます。
Filers > Alphabetical > Feature Edges
設定は、"Coloring"にチェックを入れて、"Apply"すると、以下のように輪郭線を強調した図にすることができます。
#ref(FeatureEdges.png,center,nowrap,60%, 輪郭線);
なお、特徴線抽出の設定パラメータの意味は以下の通りです。
|Boundary Edges | 境界線(1面しか所有しない辺)抽出|
|Feature Edges | 所有する2面の法線ベクトルのなす角がFeature Angle以下の辺抽出 |
|Non-Manifold Edges| 3面以上を所有する辺の抽出|
|Manifold Edges| 2面を所有する辺の抽出|
|Coloring| 上記辺の種類で色分け|
|Feature Angle| 特徴線の判定角度(小さいほど多くなる)|
終了行:
*[[輪郭線の強調]] [#ld4a99ef]
可視化ソフトウェア[[ParaView:http://www.paraview.org]]で、見えにくい形状の輪郭線を強調します。
ここでは、形状を半透明化して、見難くなった輪郭線を強調する例を説明します。
※ ParaView 5.6.0以降は、形状の表現形式として"Feature Edges"が追加されましたので、輪郭線の表示は、本ページの方法よりも簡易化されております。
#ref(combo_Feature_edges.png,center,nowrap,60%, combo_Feature_edges);
**"Unstructured Grid"タイプの形状 [#yb8cf09e]
以下のような"Unstructured Grid"タイプの形状について説明します。
形状の種類を確認するには、"Information"タブのStatistics内のTypeを確認します。
#ref(UnstructuredGrid.png,center,nowrap,60%, 非構造メッシュ);
**半透明化 [#n63148a7]
形状を透明化するには、"Properties"タブの"Styling"内の"Opacity"(不透明度)を調節します。
Opacityは[0.0, 1.0]の範囲の値をとり、1.0は透明化せず、0.0で完全に透明になります。
例えば、0.4を入れてみますと、以下のようになります。
このように透明にしますと、やや輪郭が見えにくくなるかもしれません。
#ref(opacity.png,center,nowrap,60%, 不透明度);
**表面メッシュの抽出 [#y7c4260a]
見えにくくなった輪郭線を強調するためには、輪郭線を抽出する必要がありますが、"Unstructured Grid"タイプの形状から、直接、輪郭線を抽出することはできません。
輪郭線は、"Polygonal Mesh"タイプの形状からしか抽出できない仕様となっています。
そこで、"Unstructured Grid"から"Polygonal Mesh"(表面メッシュ)にする変換する必要があります。
(※ もともと"Polygonal Mesh"タイプの形状であれば、この変換は必要ありません。)
変換するためには、
Filers > Alphabetical > Extract Surface
の"Extract Surface"フィルターを使用します。
"Apply"後、"Information"タブのStatistics内のTypeが、"Polygonal Mesh"であることを確認しましょう。
#ref(PolygonalMesh.png,center,nowrap,60%, ポリゴンメッシュ);
**輪郭線の抽出 [#cdc0d5e0]
"Polygonal Mesh"タイプの形状に対しては、特徴線抽出フィルターを使用できます。
Filers > Alphabetical > Feature Edges
設定は、"Coloring"にチェックを入れて、"Apply"すると、以下のように輪郭線を強調した図にすることができます。
#ref(FeatureEdges.png,center,nowrap,60%, 輪郭線);
なお、特徴線抽出の設定パラメータの意味は以下の通りです。
|Boundary Edges | 境界線(1面しか所有しない辺)抽出|
|Feature Edges | 所有する2面の法線ベクトルのなす角がFeature Angle以下の辺抽出 |
|Non-Manifold Edges| 3面以上を所有する辺の抽出|
|Manifold Edges| 2面を所有する辺の抽出|
|Coloring| 上記辺の種類で色分け|
|Feature Angle| 特徴線の判定角度(小さいほど多くなる)|
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