ASTEA-LEAKAGE
特徴
- コンクリート構造物の漏水量・脱水量を算定する専用プログラムです。
- (貫通・表面ひび割れ網を有するコンクリートからの漏水量算定)
- (コンクリート打設後の加圧脱水量算定)
- 解析手法は有限要素法で、ひび割れ網領域・非ひび割れ領域から漏水量・脱水量を求めることが可能です。
- リフト打ちされたコンクリートのような異なる物性を有する構造物に対しても適用可能です。
- ひび割れ情報は目視データの入力あるいは、他のプログラムの解析結果を入力することも可能です。
解析機能
- 専用GUIによる任意形状の定義、メッシュ分割、物理データ、境界条件の入力機能
- 単位時間当たりの漏水量・加圧脱水量・圧力分布図、流速ベクトル図の表示
- ひび割れ網(貫通・表面ひび割れ、幅、方向、本数)漏水量の算定
- 有効応力とひずみ、間隙水圧、漏水量、脱水量流速の出力
適応
壁、床板、カルバート、覆工コンクリート、 各種貯蔵施設、地下構造物、水理構造物、 貯水槽、プール、上下水道施設、トンネル等の水密性の評価、 加圧脱水、水分移動、各種物質移動の検討
解析事例


解析理論
- 有効応力原理に基づき、力の釣り合いとひび割れ性状依存型透水マトリクス係数を考慮した水分拡散を同時に満足する連成解析システム
- 有効応力と間隙水圧性状評価により、ひび割れ間同士の相互干渉を考慮
- ひび割れ網領域の透水係数マトリクスは、基準値である入力した非ひび割れ領域の透水係数に対し、メッシュ依存性を考慮したひび割れ性状により自動補正
- 作用外力は境界の圧力分布以外にも、強制外力や強制変位量で与えることも可能
今後のVersion Up
- ブリージングによる鉄筋下面の透水性状評価
- 打継面における透水性状評価
- 3次元解析プログラム