音響解析ソフトウェアActran
音響解析ソフトウェアActran概要
Actranについての概要動画となりますので是非ご覧ください。
音響解析とは?
様々な音響現象について、数理的なモデルを構築・計算し、結果を評価することです。 音響現象: 発生、反射、伝播、吸収、など 計算方法: 波動方程式・・・有限要素法、差分法、境界要素法 幾何音響・・・音線法、虚像法なぜ音響解析が必要とされるのか?
●大きな目的は騒音低減、快音設計です。その為に下記の工程にActranが適用されます。 ①実験の代替・・・実験をするにあたり、モデル作成、実験環境の整備等、莫大なコストと時間を要し、 トライ&エラーを繰り返すので、その代替とする事があります。 ②実験の検証・・・音響解析結果と実験結果を比較することにより、実験結果の妥当性を判断することが出来ます。 ③メカニズムの解明・・・実験結果はあるが、騒音源、騒音源から観測点への音の伝搬メカニズムがわからないので 解明したい場合に用いられます。音響解析で何が得られるのか?
・音響現象の可視化と可聴化 ・音圧【Pa,dB】(グラフ、MAP可視化、可聴化)・・・時刻歴解析、周波数応答解析 ・音響パワー【dB】(グラフ、MAP可視化)・・・周波数応答解析 ・透過損失【dB】(グラフ)・・・周波数応答解析どこで音響解析が使われているのか?
・自動車・・・車体から発生する車外騒音、車内騒音の解明の為 ・自動車部品・・・マフラー、エンジン部品、タイヤ等、各部品から発生する騒音メカニズムの解明・騒音低減の為 ・建築業界・・・ガラス・壁の透過損失、床の衝撃音算出の為 ・医療業界・・・ポンプ、ダクトから発生する流体騒音解析 ・吸遮音材・・・吸遮音材の透過損失、吸音率 ・機械・・・HVAC、エアフィルター、空調機、スピーカー、電動機、 ・その他・・・音が関連する業界には多数導入されています。- 【New】Actran/SEA Solver
- 【NEW】吸音材使用に伴う騒音低減効果比較解析
- 【NEW】車外騒音解析
- 【NEW】音響解析最適化
- 【NEW】ふかし壁の音響透過損失
- 【NEW】床衝撃音解析
- 音源寄与度解析
- HVACの騒音予測
- 大規模解析領域に対応した手法:DGM
- 車載スピーカの音響予測
- マフラーの音質改善
- 統一型遮音壁の遮音効果
- 高架道路周囲の騒音予測
- サッシ窓の吸遮音性能評価
- 窓枠のゴムシール材の断面形状の影響
- マフラー:音漏れの影響
- 高速な流体騒音解析手法:SNGR
- SEAによる大規模解析
- 音響解析ツールの精度と有効性
- 排気音の車室内伝搬
- マフラー: 音漏れの影響
- エアフィルターによる吸音効果
- ロードノイズ解析
アンダーフロアを透過するロードノイズの解析
- ゴムシール音響透過損失解析
ゴムシールを考慮した透過損失解析
- ドアシール透過音解析
- 吸排気音解析-空気粘性・熱伝導効果
空気粘性と熱伝導による音響エネルギーロスを考慮
- 車載スピーカー音響解析
ドアに取り付けられるスピーカーの特性
- スピーカー低音域の音響特性評価
ヤマハ株式会社様(ユーザー事例)
ActranでサポートするVisco-Thermal要素(空気粘性と熱伝導による音響エネルギーロスを考慮)を使用することでヘルムホルツ共鳴を再現し、実験と良い相関を得ることができた。 - 大規模音響解析事例
- 風切音の車室内への透過検討
Volkswagen様
サイドガラスからの風切音の透過を解析した。
非定常CFD(OpenForm)の流体音源から流体構造音響連成解析を行い、サイドガラスからの風切り音の透過のメカニズムを解明した。 - エアコンダクトからの騒音解析
Visteon様
非定常CFDにより流体解析を行い、流体音源を抽出。ダクトを伝搬する流体騒音の解析可能性を確立した。