3D PDFとは、CADデータ、メッシュデータ、解析結果、3D動画などの3Dデータを埋め込んだPDFファイルです。

PDF上で、スナップショットでは見えない局所的な部分を拡大して見たり、アセンブリ形状の内部のパーツを見たり、カメラアングルを変えて形状の裏側を見たり、断面をカットして見たり、寸法を計ったりすることが可能となります。

閲覧をするのに必要なのは、Acrobat Reader（無料）だけです。配布先の環境や、セキュリティを気にすることなく、3Dモデルをシェアしたい場合に便利なフォーマットです。

英国Visual Technology Services社が開発しておりましたが2023年6月よりVTSソフトウェア（日本法人）が開発等を引き継ぎ、日本国内向けに開発しております。

仕組みとして、3D CADデータ、解析メッシュデータ、結果データ、アニメーションなどを読込み、PDFの任意のページに埋め込んで3D PDFに変換するツールです。他にAcrobat Pro DCなどの有償ツールは必要ありません。

MS Word、MS Excel、MS PowerPointの文章から、文章付きで3D PDFを作成することも可能です。変換にかかる時間はモデルサイズにもよりますが、上記サスペンションモデルで数秒です。

取引先やビジネスパートナーとの会議資料作成

CADの専用ビューアーをお持ちでない方にも閲覧していただけるため、会議の配布資料として利用することも可能です。何枚もの図をカラー印刷して配布する必要もないため、ペーパーレス化も推進できます。さらに、CADや解析データを配布するわけではないため、ファイルサイズが小さく、操作も軽く、また安全に閲覧していただけます。

3Dカタログや提案書、論文の付属書類作成

自社製品のCAD、解析結果などを埋め込んだ訴求力のある3次元カタログや提案書を作成しお客様に提案できます。また論文に解析結果を付属させる際にもご利用いただけます。

社内の報告書作成

CADや解析メッシュ、解析結果（応力コンター）などを、諸元や解説付きでPDFとして保管しておくことができます。解析結果に対する設計変更のトレーサビリティの向上にもつながります。通常動画データを報告書に載せる場合は、ある時間ステップでのスナップショットを複数枚撮って張り付けることがありますが、3D動画そのままをPDFに張り付けることが可能です。

PDF3D ReportGenは、他にも以下のような特長があります。

• ●CADデータだけでなく、解析メッシュや解析結果も3D PDF化可能
• ●MS Office（Word, Excel, PowerPoint）からもPDF作成可能
• ●GISデータも利用可能
• ●パノラマ画像も利用可能
• ●80種類のファイル形式に対応
• ●優れたデータ圧縮技術（VTSL社特許）
• ●3D PDFにパスワードの設定が可能
• ●ParaViewから直接出力可能（別途オプション）
• ●開発環境をご提供（別途オプション）

PDF3D ReportGenは、1か月間無料でお試しいただけます。
下記お問い合わせボタンよりお知らせください。

※お試し版は評価用の為、業務でのご利用は対応しておりません。