解析事例
酸化物の平衡計算
SiO2-CaO-Al2O3系の温度変化を計算しています。 FactSage Equilib モジュールの normal + transition に相当する計算ですが、ChemApp for Python に実装されている機能を使ってグラフ作成が可能です。 (熱力学データベース:FToxid)
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簡単なプロセス計算の例
金属ケイ素が作られるアーク炉の簡単なモデルです。 炉の内部を垂直方向に4つのステージに分割し、上部より材料の投入、下部から材料を加熱しています。 投入されたケイ石(SiO2)が炭素によって還元され、溶融したケイ素(Si(liq))が得られることが分かります。 このモデルは気体の流れと液体・固体の流れが互いに逆方向になっているため、収束計算で解が求められています。 (熱力学データベース:FactPS)

仮想元素 Qa を使用した計算
FactSage 8.1 から実装された、仮想元素 Qa を使用した計算も可能です。 ここでは Qa の量が溶融合金の総量を表しています。 はじめに、Mg と Zn の合金は液相にあるとします (Qa = 1 mol)。 平衡状態では、Mg と Zn は蒸発し気相となります (Qa = 0 mol)。 蒸発する過程では、Zn が Mg より速く気相へ変化していくことが分かります。 (熱力学データベース:FactPS, FTlite)
