ParaViewカスタマイズサービス
現象理解に役立つ可視化技術をお客様一人ひとりに合わせてご提供します
ParaViewのカスタマイズ
解析結果の可視化においては、フリーソフトウェアParaViewをご利用の方も多いと思います。
フリーソフトウェアの最大のメリットはコスト削減ですが、課題は一からすべてご自身で調べ習得しなければならない点、トラブル時にサポートを受けられない点ではないでしょうか。
人件費など運用のための時間やコストが、汎用ソフトウェアのライセンス費用や保守費用よりも高額になるようであれば、本末転倒となりかねません。
そこで、株式会社計算力学研究センター(RCCM)では、お持ちのCAEソルバーとParaView間のインターフェース開発、ParaViewの改良、カスタマイズサービス、トレーニングサービスをご提供しております。
効果的な可視化処理を少ない手順で行なうことで、現象に対する十分な分析が、少ないコストで可能となります。
カスタマイズにより可能なこと
ParaViewのカスタマイズで可能なことは、以下の通りです。
- 新規のフィルター(処理フィルター、reader、writer)の追加
- ツールバーやメニューに項目やボタンの追加
- 新規の描画方法(representation)の追加

上記の組み合わせにより以下のことが可能となります。
- 特定シミュレーションの専用ポスト処理
- 材料番号毎の色付けや透明度の自動設定
- 変数毎に色付けや透明度、ベクトル、流線などの表示規則を設定
- ボタン1つで特定グラフのプロット
- 形状の自動スケーリング
- シミュレーションのプリ処理(解析条件の設定等)と実行
- 学会発表、プレゼン用のきれいな動画の作成
RCCMのサービスの特長
RCCMでは、創業以来長年の開発や解析の実績をベースに、2005年よりParaViewを用いたポスト処理の高度化に取り組んできました。
課題の解決のため、開発者のコミュニティでバグ修正プログラムを提供したり、新機能を提案したりすることで、ParaView開発にも貢献をしてきました。
そして、インハウスのソルバーをご利用の方、利便性向上のための自在な可視化をご希望の方にカスタマイズサービスをご提供してきました。
開発の際にはVTKライブラリも有効活用しており、一から開発するよりコストを削減する工夫もしております。
地道な活動で得た知見をもとに、ParaViewの細かい機能にふみこんだサービスをご提供しています。
実績
共著論文が掲載されたためご紹介します。光音響顕微鏡で取得された画像を鮮明化する手法であるSAFT(synthetic-aperture focusing technique)法の改良とバンドパスフィルターによる高解像度化がテーマとなっております。
Japanese Journal of Applied Physics
「Quality improvement of acoustic-resolution photoacoustic imaging of skin vasculature based on practical synthetic-aperture focusing and bandpass filtering」
その他多数の実績を有しておりますが、残念ながらお客様の固有の形状と課題を含むためほとんどが公開できません。実際に作業をさせていただいたお客様の課題に比べると単純ですが、できることをご紹介するため弊社で作成した事例をこちらからご参照ください。ご自身の課題を実現可能かどうかについてはお気軽にお寄せください。
ユーザの声
一部の方には以下のようなお声をいただきました。
ParaViewとは
ParaViewは、米国Sandia国立研究所、Kitware Inc.等で開発されたオープンソースの可視化フリーソフトウェアです。分散型、共有メモリ型の並列計算機、及び単一のプロセッサシステム上で動作します。
ダウンロード資料について
下記の資料は、3D PDFを含んだ資料です。「オプション」「今回のみこの文書を信頼する」を選択後、「計測データとCADの距離判定」の図をクリックしていただくと、PDFファイルに埋め込まれた3D PDFのモデルがご確認いただけます。なお、3D PDFを作成するツールはこちらをご確認ください。
ParaViewカスタマイズサービスカタログ
ParaViewカスタマイズサービスのカタログです。3D PDFです。